この記事では、将来結婚を考えているカップルや付き合う中で同棲を考えているカップル、結婚して初めて同棲するプレ夫婦の方に、同棲生活を始める際に注意すべき3つのポイントを紹介します。
同棲に憧れていざ始めてみたものの価値観の違いや、ちょっとした喧嘩で気付けば家に息苦しさを感じるようなケースもあるかもしれません。
私達夫婦の場合は、以下のような経緯で同棲を開始しています。
- 2015年6月 出逢い
- 2015年9月 交際開始
- 2016年11月 同棲開始
- 2017年6月 入籍
- 2018年9月 挙式
そんな私達夫婦の事例も交えながら同棲を始める際に注意すべきポイントを3つ紹介します。
3つのポイント
互いの常識が異なる事を理解する
同棲するまでは見えない部分が、同棲することで見えてくる部分は多くあります。それらは育ってきた環境やライフスタイル、職業等、様々な要因から自分と相手の常識が異なる為です。
常識が異なると記載しましたが、何かある事に対して、以下大きく6つの「方」が異なるという意味です。私は五感のように六方と表現しています。
- 考え方
- 感じ方 捉え方
- 言い方 伝え方 話し方
- 聞き方
- 見え方
- 進め方 動き方
具体的に以下で説明していきます。
考え方
何かある事に対する考え方は千差万別です。特に私達が大きく考え方が異なった点として、「相手にこうして欲しいと思ったことをいつ言うか」に対する考え方です。特に私達夫婦が言い合いなりがちな考え方の違いです。
それぞれの主張を記載します。
- ♀ 我慢せず、その場ですぐ言う
- ♂ 我慢できなくなり、まとめて後で言う
私達夫婦の場合は、年齢差が3歳と奥さんの方が3つ年下です。
喧嘩をしても基本的に翌日に引きずりたくないので、よっぽどの場合でない限り仲直りのきっかけは私から謝っていますし、よっぽどの場合でも翌日には忘れるようにしています。
この背景には、さらに「言い合い」や「喧嘩」に対する考え方が以下のように異なっています。
- ♀ 口で負けない、これは戦い
- ♂ 勝ち負けではない、伝えたいだけ
決して奥さんが悪いと言っているわけではありませんが、これだけ考え方が異なると旦那側は「こうして欲しい」と何か言っても最終的になぜか自分が謝らなければならないから言わずに溜める、結果ある時に爆発すると負の連鎖が生じます。
この経験を繰り返すうちに、ある旦那である私はある見解に至りました。
そこまで深く考えなくても良いのではないか
相手を傷つけたくないあまり、我慢しすぎるというのはよくありません。同棲、さらには結婚して生涯一緒に生活する事を考えると、我慢がいつまでも続く事はありません。
まだ結婚していないカップルであれば、尚更相手に良く見られたい想いからなかなか本音を言えない事は多いと思いますが、何か言って終わってしまうのであれば、それまでの相手という事です。
今まで育ってきた環境から、なかなか相手に不平不満をぶつける事は得意ではありませんが、あまり気にせず小出しに言っていくように努力しています。
感じ方 捉え方
同棲時は2人で部屋を選んで同棲したわけでは無く、当時の私は1人暮らしの間に出来る限りお洒落な部屋を経験しておきたいと思い、デザイナーズマンションのような一風変わった部屋に住んでおり、そこに彼女が引っ越してくるパターンで同棲を始めています。
部屋は空間を生かす為、カーテンが無い開放的な生活をしていましたが、女性という事もあり同棲を気にすぐカーテンを購入しました。当然彼女の常識とは大きく異なっていたと思います。
これは極端な例ですが、他にも五感に関する感じ方や物の捉え方等、感じ方、捉え方の違いはどのカップル、夫婦にもあると思います。
具体的には飲食店の後の服の匂いが気になるか、気にならないか、薄味よりの味覚か濃い味が好きか、というような違いはありますが、お笑い番組を見た時のツボ、好きなアーティスト等、違ってよい部分も当然あります。
よって自分の感じ方や捉え方が当たり前では無く、互いの感じ方や捉え方が異なる事を理解する事が重要です。
言い方 伝え方 話し方
私が個人的に最も気にしている部分が言い方です。同じ内容を言う場合でも優しく伝える場合、きつくあたるように言う場合と言い方はその人により様々です。
生活していく中でなぜそんな言い方をするのだろうと、腹を立てる事もあると思います。
言い方、伝え方は方言がそうであるように育ってきた環境や周囲の人の影響を大きく受けます。私の奥さんは同棲したころからきつめの口調で言ってくることがあったので、早々に気を付けて欲しい事を伝えました。
また、話し方についても夫婦間で以下のような差があります。
- ♀ 100%の情報を伝える
- ♂ 10%で内容を話す
同じことを伝える場合でも、自分が見た状況の100%を伝えたい人や、端的に10%くらいの内容で伝える人と様々です。
この背景には一方的に話しを聞いていて欲しい人と、話した内容にリアクションを求める人の違いがあります。当然話の内容にも拠りますが、基本的には女性は共感して欲しい想いから多くの情報を伝えたいという場合が多いと思いますし、男性は少ない情報を端的に伝える傾向があるように思います。
なのでそれぞれが想定している会話は以下のような流れのケースが多いです。
<♀ 100%の情報を伝える場合>
今日の昼に駅前に出来た新しいビルのお店でランチしたんだけど、店の前に人がすごい並んでて、なんでかと思ったらそのランチした店の隣にパン屋さんが出来てて、めっちゃ良い匂いだった。
良いなー、今度行ってみようか。
<♂ 10%で内容を話す場合>
駅前に新しいパン屋さん出来たらしいよ。
どこに出来たん?あっ広告で見たパン屋さん?行ってみたい!
思い当たるケースがある方も多いと思います。ここでも相手の性格を理解する事が重要です。
続けて、それぞれの話し方に対する聞き方について記載します。
聞き方
上で紹介した通り、同じ状況を伝える場合でも、自分が見た状況の100%の状況を伝えたい人や端的に10%の情報を伝える人と様々です。
相手の性格を理解し、その人に合った聞き方を心掛けてみて下さい。
100%伝えたい人の場合は、70%程は聞き流すくらいの気持ちで聞き手に回るのが良いです。100%伝えたい方は実際に起きた自分の周りの状況を出来る限り伝えて共感して欲しい想いがあります。拠って要点を抑え、反応を返してあげると良いと思います。
反対に10%だけの情報で伝える人には、質問をしてみて下さい。その少ない情報から状況を引き出す事で、興味を持ってくれているという感情になります。
私達夫婦の場合もそうですが、女性は共感して欲しい想いから多くの情報を伝えたい場合が多いと思いますし、男性は少ない情報を端的に伝える傾向があると思います。
いずれにしても同棲した際には、相手の話に耳を傾ける事が重要です。
見え方
ファッションや部屋の明るさ等もありますが、特に「掃除する」と判断するラインが異なる場合があります。下の記事で説明しますが、私達夫婦の場合は気付いた方が綺麗にするというルールにしています。
特に仕事で疲れていたりすると、まぁ良いかと普段より掃除を怠るケースや潔癖に近い方だと毎日しないと気が済まないという方など様々です。
感じ方や考え方に通じますが、同棲する前に互いの部屋で生活してみたり泊まりで過ごしたりする中で差を認識するようにして下さい。
進め方 動き方
私達夫婦が最も揉め事が起こるポイントです。具体的な事例は以下です。
- 洗濯のやり方
- 料理のやり方
- 何かを購入するまでの進め方
- 旅行に行くまでの進め方
この背景には、同棲するまでの間1人暮らしをしていた方であれあば、自分で行う家事や料理等、全て基準は自分で決めて作業を行います。
私達夫婦も互いに1人暮らしが長く、それぞれ自分のルーチンワークが決まっていた為、その動きとことなるようであれば互いに気になってしまいますし指摘しまう事もあります。具体的な進め方、動き方の違いは以下です。
- ♀ 効率や節約
- ♂ 遠回りでも最後が良ければよい
個人的にはどちらが正解というのは無いと思っていて、なぜならどちらのスタイルでも生きて生活出来ているからです。但し当然ケースバイケースと思っていて内容によっては効率を求める場合、時間を掛ける場合とあります。
共働きで時間が無い中で効率を求めるのは当然良いですが、休みの日に旦那が料理をしている最中に効率を求めて指摘してくるのは違うと思っています。
よって、互いの進め方や動き方について理解し合う事が重要です。同棲する前もそうですし、結婚に向けた準備や結婚してから、特に共同で作業を行う場合は気にかけておいてください。
互いのスケジュールは見える化
最近はCMでもよく見かけるようになったTimeTreeを取り入れてみて下さい。今までは別の空間で生活していた2人が同じ空間で生活する場合、互いの予定を認識し合っていないと困るケースは多々あります。
当然口頭で予定を伝えるのも重要ですが、よく「言った、言ってない」と問題になるケースに陥ります。
この時間は非常に不毛で、「言ったか言っていないか」を問い詰めるのでは無く、言ってなかったにしろ聞いてなかったにしろその内容に対する次のアクションを決める事に時間を使うべきだからです。
おそらく大体のケースでは、「言ったけど聞いていない」ケースが多いと思います。忙しいかったり、心に余裕が無い場合は聞いているようで聞いていない場合があります。
よって、そんな些細な揉め事を減らす為にもTimetreeは非常に有効です。互いのスケジュールが日ごとに明確になりますので、仮に聞いていなかった場合でもアプリを見れば相手の予定が分かります。
同棲する前はライフスタイルの違いも様々かと思いますので、互いのスケジュールを把握しておく為にも是非導入を検討してみて下さい。
家事の分担より考え方
こちらも最近では家事を見える化するアプリが有名ですが、私達は共働きの為、基本的には以下の考えで家事を行っています。
- 気付いた方が行う
気付いた方がって本当に出来るのと思う方もおられるとおもいますが、仕事の都合上どちらかが家を空けている事が多いので、料理、洗濯、掃除、買出は家にいる方が行うようにしています。
分担を決めると「なんでやっていないの」と苛立ってしまう事もあると思いますが、私達の場合は家にいる方が出来る限りの家事を行っているので、なぜ家事をやっていないという事にはなりません。
各カップル、夫婦の考え方にも拠ると思いますが、私達夫婦の場合はここは上手く噛み合っていました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまで様々な私達の事例を紹介しましたが、今は結婚生活も長くなり「2人の生活の常識」がある程度確立されています。
それでもぶつかる時はあります。カップルや夫婦は血縁関係では無い為、肉親とのやりとりとは大きく異なる面が多々あると思います。
そんな相手だからこそ、互いを思いやれるよう2人の常識が何か1度話し合う機会を設けていただけると良いと思います。
コメント