結婚式のウェルカムスピーチと謝辞を考える際の2つのポイント

会場打ち合わせ以外

この記事では、結婚式のウェルカムスピーチや謝辞をしなければならないけど、どのような内容を話せば良いのか分からないという方や、緊張して話せるか不安という方の為に、文面を考える際の2つのポイントと実際の文例を紹介します。

結婚式目前になってくると、新郎は当日の挨拶の事が気になってくると思います。普段から人前で話す事に慣れている方であれば良いですが、私も人前で話す事はどちらかというと得意では無いので、2週間前から文面を考え1週間前から暗唱するようにしていました。

そんな中でも、文面の構成を考える際に考慮したポイントがありますので紹介します。

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2つのポイント

  • ウェルカムスピーチ、謝辞の目的を明確にする
  • 4つの構成(感謝/報告/趣旨/結び)を意識した文章にする

ウェルカムスピーチ、謝辞の目的を明確にする

目的と言われても、そもそもプログラム上決まっているのでと思われるかと思いますが、それぞれの目的を意識しておく事で話すべき内容が明確になってきます。

具体的に私が考えた目的は以下です。

  • ウェルカムスピーチ
    主催者(新郎/新婦)による招待したゲストに対しての
    おもてなしの気持ちを言葉で表現すること
  • 謝辞
    主催者(新郎/新婦)による招待したゲストに対しての
    御礼と感謝の気持ちを言葉で表現すること

単純な話ではありますが、まずはこの内容を伝えるという事を頭に入れた上で2つ目の構成を考えます。

4つの構成を意識した文章にする

構成と堅苦しい表現をしましたが、人前で話をする場合は話の流れが重要です。これは聞き手が聞きやすくなるのもそうですが、話し手も構成を意識して文面を考えると流れが良くなり、話し易くなりますし忘れにくいです。

よく言う起承転結のようなイメージですが、私は以下の4つの観点で文章を構成しています。

  • 感謝
  • 報告
  • 趣旨
  • 結び

では私が実際に立てた構成を紹介します。

  • ウェルカムスピーチ
    【感謝】披露宴に出席してくれたゲストへの感謝
    【報告】挙式で夫婦になった報告
    【趣旨】披露宴の位置付け
    【結び】披露宴への想い
  • 謝辞
    【感謝】披露宴に出席してくれたゲストへの感謝
    【趣旨】披露宴の夫婦のテーマとこだわり
    【報告】近況と今後
    【結び】今後への想い

このように話のブロックを作る事で、伝えるべき内容がより明確になり文書を考える際にも進めやすくなると思います。

新郎挨拶文例

では紹介した目的と4つの構成を基に、実際に私が行ったウェルカムスピーチと謝辞を文例として紹介します。

ウェルカムスピーチ

ウェルカムスピーチは1~2分程、文字数にして300文字程度が良いと言われています。私の場合は、271文字でしたが特に短いと感じる事もありませんでした。

【感謝】本日はご多用の中、私達の結婚披露宴にご出席いただきまして誠にありがとうございます。

【報告】私達はさきほどチャペルにて挙式を滞りなく済ませ、晴れて夫婦となりましたことを皆様にご報告致します。

【趣旨】本日は日頃お世話になっている皆様に少しでも感謝の気持ちを伝えられればと、このような会をご用意させていただきました。

【結び】このように盛大な披露宴が出来ましたのも、ひとえに皆様のおかげと心より感謝申し上げます。至らぬ点があるかもしれませんが、私たちなりに真心込めておもてなしの準備をさせていただきました。楽しい時間をお過ごしいただければ幸いです。

謝辞

謝辞は2~3分程、文字数にして1000字程度が良いと言われています。私の場合は828文字でしたが、ウェルカムスピーチ同様短いと感じる事もありませんでしたし、暗記する事を考えるとこれくらいがちょうど良かったと思います。

【感謝】両家を代表し一言御礼を申し上げます。本日は日頃よりお世話になっている皆様と、このように楽しく幸せな時間を過ごせました事、大変嬉しく思っております。
本日の披露宴がこのように素晴らしいものとなったのは、受付/スピーチ/余興をしてくださった皆様や、会場スタッフの皆さま方による細やかなお力添えあっての事です。心より感謝申し上げます。
また皆様より暖かい激励のお言葉やお祝いのお言葉をいただき、大変嬉しく思うと同時に、改めて身の引き締まる思いです。

【趣旨】本日の披露宴をむかえるにあたり、2つの大きなこだわりがありました。1つは今までお世話になった方を出来る限り招待させていただきたいというのが私達の想いでした。自分の大切な方々が一同に集まって下さるのを肌で感じると共に、たくさんの方々に支えられて今の私達がいる事を実感しております。
もう1つはアットホームな式にしたいとおよそ10カ月前から2人で手作りにこだわってきました。お互いに仕事をしながらではありますが、時間を見つけ作業を進める中で、上手くいかない事もありましたが2人で協力して進める事で、今後の夫婦生活の礎を築けたように思います。

【報告】私達は昨年の6月に婚姻届けの提出を済ませ、その後すぐ転勤に伴い愛知県に引っ越しました。およそ1年経ちますが、兵庫県とは全く異なる環境ではありながらも2人で協力しながら楽しい日々を過ごしております。
あと3年間は愛知県に居ると思いますので、東海にお越しの際には是非お立ち寄り下さい。本日出席いただいた皆様とホームパーティーでBBQをしながら休日を過ごすのが1つの夢です。

【結び】未熟な2人ではございますが、2人で認め合い、高め合い、絆を深めていきたいと思います。さらなるご指導、ご鞭撻を賜りますよう今後ともよろしくお願い致します。最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸をお祈り致しまして私のご挨拶とさせていただきます。本日は本当にありがとうございました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

上手く文章が思い浮かばないという方には、目的と4つの構成を意識して一度考えてみてもらえればと思います。

但し想いを伝える気持ちがあれば、当日真っ白になってもその想いをそのまま話せば良いと思いますし、想いを伝えるという意味では紙に起こした文章を持参してその場で読み上げるのでも私は良いと思います。

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